頬の脂肪吸引 吸引孔の位置について 

頬の脂肪吸引は、小顔手術のなかでも比較的多い手術です。

使用する吸引管はかなり細いものを使います。吸引孔は耳たぶの付け根が一般的です。

しかしここから吸引すると頬の前の方の吸引が甘くなります。(一般的に吸引管の先端よりもちょっと手前のほうがよく吸えるからです)

これを解決する方法として、口角の目立たないところにも吸引孔を置くようにしています。

傷もほとんど目立たないし頬の前のほうがよく吸えるので患者さんの満足度が高いようです。

脂肪吸引の術後 

脂肪吸引で術後3年経過した患者さんを外来で拝見する機会がありました。

太ももと二の腕の脂肪吸引ですが、術後1年目のときに比べてかなり細くなっていてびっくりしました。本人の弁では体重は変わっていない、とのこと。

(お腹の脂肪吸引を受けられた患者さんは術後、油断して大食しウエストがもどってしまったということを聞くことがありますが、腕やふともも、顔などではあまりそういうことがないようです。)

四肢や顔の脂肪減量では、脂肪吸引が有効であるといえそうですが、術後の経過は上述したようにかなり長く見る必要がありそうです。

ふつう脂肪吸引は術後3か月や半年で完成といわれますが、その後数年間はさらに少しづつ細くなっていくようです。そのあたりのところは、以前の記事に取り上げた雑誌「形成外科」2月号の「脂肪吸引特集」にも書きました(その中で「脂肪吸引は術後1年は経過を見る必要がある」ことを強調しました)が、1年では足りなくて2〜3年は変化する可能性があると考えたほうがよさそうです。

逆に、患者さんには術後3カ月の時点で、「ほそくなっていない」とか「変わっていない」と落胆する必要は全くないと言えそうです。

やっとかめです 

7月からほぼ2か月間、ブログをお休みしました。

この間何をしていたかといいますと依頼原稿の執筆をしていたのです。昨日やっと脱稿し解放されましたので、今後またブログのほうをすこしずつ書いていこうと思います。よろしくお願いします。

この原稿を依頼されたのが6月終わり、締切が8月いっぱい、ということで「夏休みの宿題」をだされた感じになりました。

某雑誌社が「脂肪吸引」と「脂肪注入」の特集をするということで、その中の「脂肪吸引法」についての執筆依頼がきたわけです。来年の春?ごろの掲載だそうです。いわゆる「業界誌」ですので一般のかたの目に触れることは残念ながらほとんどないと思います。

今後ブログのなかでも論文内容に近いことにも触れていきますので期待していてください。

脂肪がとけている? 

女性にとって皮下脂肪が気になる季節になりました。
皮下脂肪を減らすなら「脂肪吸引」ですが、そこまではちょっと・・という人に朗報です。

ちょうど1年前ぐらい前から、我々がクリニックで使っている器械で

「エルコニア」

という器械があります。この器械、本当に脂肪を溶かします。電子顕微鏡でこの様子が見れます。

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      エルコニア照射前の脂肪細胞       エルコニア照射後の脂肪細胞


いままで脂肪を溶かす器械という触れ込みのものは多数ありましたが、エルコニアはちょっと違います。何が違うかというと、アメリカのFDA(日本の厚労省にあたる)が、脂肪吸引関連器械として世界で初めて認めた器械だからです。エルコニアについてはこちら参照。

実際にこのレーザーを照射したあとに脂肪吸引をしてみると溶けていることがわかります。

脂肪吸引とダイエット 

今日は久しぶりに3000cc超の脂肪吸引をしました。(脂肪実質量3670cc)


朝11時00分からスタート。午後3時30分に終了しました。途中、体位交換(うつぶせから上向きに変わる)の時間が30分あるとして、手術時間は4時間。手術時間のうち、麻酔の時間を引くと、脂肪吸引時間が実質3時間になります。


3時間で約3600ccの脂肪をとるということは重さにして3kg。1時間あたりで換算すると1200ccの脂肪を吸引したことになります。重さにして約1kg。


ダイエットと脂肪吸引は目的がちがいますが、仮にダイエットで1kg減量することを考えた場合どんなにがんばっても最短期間で1-2日はかかります。まして3kg減量をしようと思うと1週間ぐらいかかります。


ダイエット: 3kg減量→1週間
脂肪吸引: 3kg減量→3時間


こうやって考えるとと脂肪吸引がいかに効率のいい痩身であるかがわかります。