下眼瞼下制術の効果 

下眼瞼下制術は効果が出る人とあまり出ない人がいるようです。

以前の記事に書きましたが下眼瞼は受動的な動きをするので、この手術はこの受動的な動きを制御することで効果を発揮すると考えられます。

したがって効果が出やすい人はもともと下眼瞼の受動的な動きが大きい人、つまり目を開けたときに下眼瞼が上にあがってしまう人と考えられます。

下眼瞼の動きが少ない人にこの手術をしても効果がよくわかりません。逆に無理やりさげると下三白眼になって超不自然になってしまいます。

手術する前に効果が大きく出るかそうでないかが判定できるといいですね。

 

下まぶたの動き 

眼を開ける時に動くのは、ほとんど上まぶたです。

逆に下まぶたは、眼を開けたときと閉じたときの動きはほとんどないように見えます。

しかし、下まぶたの動きをよく観察すると微妙な動きがあることに気づきます。

上下に動くというよりは、平行移動に近い動きをします。

眼を開けたとき、下まぶたは眼尻側に引っ張られて数ミリ上のほうに移動します。

この動きは受動的なもので、眼を大きく開ければ開けるほど下まぶたの外側は上に引っ張られます。

したがって眼を開けた時のこの動きを制御することで眼を大きく見せることができると考えられます。

下眼瞼下制術は以前関連した記事を書きましたが、その中でこの手術と断面での解剖との関係を書きました。

この手術を3次元的にダイナミックに考えるとき、今日書いたことがヒントになるのではと思います。

 

下眼瞼下制術(グラマラスライン) 

下まぶたと上まぶたは基本的に同じつくり(ミラーイメージ)になっています。

この写真を見ると一瞬上まぶたの手術をしているようにみえますが、頭のほうから撮影しているので写真の上が下まぶたになります。

下のほうにピンセットで引いているのが、下眼瞼の瞼板筋、その奥につながっている白っぽい膜がCPF(capsulo-palpebral fascia)です。これを短縮することで下まぶたがさがり目が大きくなるという手術がこちらです。

解剖の絵はこちらを参考にしてください。